レジェンドアスリート×ビジネス対談
第18回レジェンドアスリート×ビジネス対談にて
岡田武史氏にご登壇いただきました

2026年8月20日(木)、第18回レジェンドアスリート×ビジネス対談を開催し、サッカー元日本代表監督で、現在は株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長を務める岡田武史氏にご登壇いただきました。
対談では、日本代表を史上初のワールドカップ出場に導き、2010年の南アフリカ大会ではベスト16進出を果たした岡田氏に、監督としての歩みと、FC今治でのクラブ経営・人づくりについて語っていただきました。


監督時代のお話の軸は、「腹をくくる」ということでした。コーチ時代にドイツへ留学した際、現地の監督がチームが勝つために何をするかだけを考えている姿に、監督という仕事の強さと孤独さを感じたそうです。ご自身も難しい判断を迫られたとき、チームが勝つためにどうするか、という一点で自分が決め、責任を引き受けてきたといいます。腹をくくれるようになると、少々のことでは動揺しなくなる、という言葉が印象的でした。
人を育てる側の視点では、「主体性」の話がありました。社内でも学校でも、「どうしたの」「それで君はどうしたいの」と問いかけ、こうしなさいとは言わずに本人に決めさせることを徹底しているそうです。自分で決めるから当事者意識が生まれる。こうした考え方は、アスリート思考メソッドで「自己選択思考」として扱っているものと重なります。
当事者意識の話は、スタジアムにもつながっていました。清掃の業者を入れていないのに、スタジアムにはゴミが一つも落ちていないそうです。一方で、新しいスタジアムの開幕前にチケットの販売が目標に届かなかったときは、全社員で1人10枚ずつ手売りしようと呼びかけたとのこと。理念は現場で動いて初めて形になる、というお話でした。
お話を伺って感じたのは、目的に向けた姿勢の一貫性、心理学や脳の働きにまで踏み込む学びの量、そして緻密な準備です。スポーツとビジネスはフィールドこそ異なりますが、人と組織を動かすうえで共通する学びを得る貴重な機会となりました。
AthReeboでは今後も、アスリートの経験を通じて、ビジネスに活かせる思考法や姿勢を学ぶ機会を提供してまいります。
