レジェンドアスリート×ビジネス対談
第19回レジェンドアスリート×ビジネス対談にて
橋本聖子氏にご登壇いただきました
2026年10月13日(火)、第19回レジェンドアスリート×ビジネス対談を開催し、日本オリンピック委員会(JOC)会長・参議院議員の橋本聖子氏にご登壇いただきました。
橋本氏は、スピードスケートと自転車競技で冬季・夏季合わせて7回のオリンピックに出場し、1992年のアルベールビル大会ではスピードスケート女子1500mで銅メダルを獲得されました。1995年に参議院議員に初当選し、東京2020大会組織委員会会長などを経て、2025年6月からJOC会長を務めておられます。対談では、競技者として、政治家として、そして組織のトップとして歩んでこられた道のりを語っていただきました。


印象的だったのは、幼少期の病気のお話です。小学生のときに腎臓病で3年近く競技から離れた経験について、「病気を克服するほうが、苦しいことにチャレンジするよりもっと大変だった」と振り返られました。その経験から、人間に限界はないと考えるようになったそうです。こうした考え方は、アスリート思考メソッドで「限界突破思考」として扱っているものと重なります。
冬はスケート、夏は自転車という二つの競技については、周囲の反発を圧倒的なトレーニング量と結果で乗り越えたこと、そして自転車を本気で追求して初めて、スケートのトレーニングの何が無駄で何が効くのかが分かったことが語られました。努力の量だけでなく、中身を見極める視点は、事業を運営する皆様にも通じるものです。
JOC会長としては、スポーツ界を変えるにはJOC自体が変わる必要があるというお考えを示されました。専門職を外部から公募し、引退したアスリートが働きたいと思える組織にすることがアスリートファーストであり、スポーツを産業として成り立たせたい、という展望も語られました。
質疑応答では、メダルを獲得した瞬間は嬉しさよりも安堵が大きく、親や監督、コーチに恩返しができたと感じたこと、複数の役割を同時に担うときは切り替えるのではなく同時に進め、相手の立場にすぐ立てるようにしておくことなどをお答えになりました。
競技、政治、組織運営とフィールドは変わっても挑戦を重ねてこられた橋本氏のお話は、仕事の進め方を見直すきっかけになる時間となりました。
AthReeboでは今後も、アスリートの経験を通じて、ビジネスに活かせる思考法や姿勢を学ぶ機会を提供してまいります。
